失敗から学ぶ"倒産あるある"
□失敗から学ぶ"倒産あるある"が興味深い
今日の記事も奥ノ谷塾のこと、第二弾です。
いきなりですが、
ぼくは会社を潰したことがあります。
当時、スキルや知識が豊富な社員さんがいたのに、その時はそのパワーが発揮できていなかったこと、思い通りにならなかった毎日が苦しくて仕方ありませんでした。
奥ノ谷塾第二講ゲスト講師の田中社長のことは前回の記事に書きました。
よければそちらもご覧になってみて下さい。
奥ノ谷塾・第二講/人は良い会社に集まる - 女性だらけの美容機器販売会社で働く丸顔副社長・陽田(ようた)のブログ
質問できる時間があったので、ぼくが会社を潰した時のことを田中社長に投げかけてみました。
ズバリ、考える間も無く、明確なお答えが返ってきました。
成功事例からじゃなくて失敗事例から学ぶ
野球の野村監督の言葉「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な勝ちなし」になぞらえて。
勝利には、理由がわからない偶然の勝利があるけれど、負け試合には必ず理由があるということです。
これをビジネスに置き換えると、
- 売上が上がった
- 優秀な社員が入社した
- 大型取り引きが決まった
などなど、うまく行く時には偶然とかたまたまがあるかもしれない、でも
- 売上が下がった
- 社員の離職率が高い
- 会社が潰れる
等の出来事にはたまたまということがない。つまりは全て理由や必然が起こしているものだということです。
という事は、倒産した会社のデータを見てみると原因や起因はいくつかに絞られます。
そのよくあるパターンを「倒産あるある」として、田中社長の経営パターンに刻まれてるのだと思います。
倒産あるあるの全シリーズが気になるところですが、ぼくもこれから過去の政治や経済で、勝ってうまくいった側ではなく、負けてしまった側の理由を読み解いてみようと思いました。
新たな経営哲学の1ページが出来るかもしれないと思うととても楽しみです。
そういえばNHK大河ドラマ真田丸は、後半に突入。主人公信繁の晩年の大きな出来事である、関ヶ原の合戦、大阪冬の陣・夏の陣が豊臣家側の視点で見れるのは、タイミング的にもここに大きなヒントがありそうだと思いました。
□今後の事業展開に活かすこと
ヘッドハンティングや優秀な人材を招いて強い企業作りをする時は、自分たちの強みを強化するのではなく、自分たちの強みがスピードアップするための杯(ぱい)を広げることを考える。
うーん、もしかしたらその場にいた人にしか伝わらないかもしれないけれど、この勉強でぼくが副社長としてすべきことが明確になりました。
美容機器の販売会社として今の会社の強みは営業面ですが・・・この強みをさらに加速させるために整えられる環境がある。
ズバッと「あ、ずっと引っかかっていたあのことだ。」という事が思い浮かびました。
これは早々にでも動いて、秋ぐらいには新事業部を作りたいと思います。
美容機器を販売する会社が、お客様とのつながりをもっと持てるようになれて、お客様をアテンドする社員さんがもっと安心安全を提供できるもの。
さてさて、乞うご期待です。