朝ドラでは子役を使って幼少期を描くわけ
朝ドラの『あさが来た』ですが、スタートの視聴率が好調のようで良かったです。
今回の舞台は、京都の両替屋(今で言う銀行のような仕事)の娘、主人公:あさの物語です。
ところで、朝ドラが放映されるとそれに関わりのある土地の知名度が上がります。
マッサンなんて、サントリー山崎工場やニッカウヰスキー余市工場にどんだけ観光客が訪れたことか・・・・
主人公や脚本はどのように選ばれているかご存じですか?
例えば、最近で言うと
- 第93回 あさが来た 京都市・大阪市
- 第92回 まれ 石川県輪島市・横浜市
- 第91回 マッサン 大阪市住吉区・北海道余市町
- 第90回 花子とアン 山梨県甲府市・東京都大森区
- 第89回 ごちそうさん 東京都本郷・大阪市
- 第88回 あまちゃん 岩手県北三陸市・東京都(上野・谷中)
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と続くのですが、だいたい奇数回は西日本・偶数回は東日本が舞台になっています。
その理由は、とっても明確です。
朝ドラは、奇数回はNHK大阪が!偶数回はNHK東京が!作っているからです!!
NHK東京が西日本を舞台にした物語を作っても良いのでしょうけど、その辺はキチンと住み分けしたそれぞれの責任があるんだと思います。
子役を使って幼少期を描くわけ
そして、朝ドラの最初の方は幼少期に子役を使うケースが多いです。
第91回の『マッサン』は珍しく幼少期の演出はありませんでした。ですが、スコットランドで妻のエリート出会い、スコットランドでの苦労や修行した背景は描かれていました。
第85回の『カーネーション』というドラマは、晩年期に役者が変わるという斬新な演出をしました。本来、晩年期を描く場合は、主役が老けメイクをします。大人が子供に戻るのは出来ませんが、お年寄りのメイクにすることは出来ます。だからとっても珍しい演出でした。一人の生涯を描くのに、役者が3人も変わったのです。
なぜ、朝ドラは(大河ドラマもそうですけど)、子役を使って幼少期を描くことが多いのか??
毎日見ているぼくの視点で語るとすると、本編ではよく回想シーンに幼少期に受けた影響が描かれます。
今回のあさで言えば、子供の頃からおてんばだったこと、本当はお姉ちゃんの「はつ」のいいなづけの元に嫁ぐはずだったこと、など。子供の頃に強く受けた影響をシッカリと描きます。
そして、それによって大人になってからの出来事に、子供の頃に受けた回想シーンを使うことによって、
- どうしてその行動をとったのか?
- どうしてその選択をしたのか?
物語にボリュームが生まれるからだと思っています。
面白いと思う物語や語り部には、それを面白いと思わせるまでの準備がシッカリと出来ていることが共通しているのかもしれません。
そういえば、ぼくがとっても面白いと思っているエクスマセミナーでは、講師の方は本編を語るまでの自己紹介や影響を受けたエピソードをシッカリとしています。
もしかしたら、そのヒントが朝ドラに隠されているかもしれないなぁ〜って。
先日、伊豆でエクスマのエヴァンジェリストコースで学んでいました。
今度は、そこで学んで気づいた共通点をブログに書きたいと思います。
それでは、また〜。