給料システム考えるのって難しい。どんなのがいいのだろうか?
社員の給料をいくらにするかは、会社経営にとってすごく重要な事ですよね。
と、同時に張本人となる社員さんにとっても、メッチャ重要なことです。
近年、IT企業を中心に幹部社員に年俸制度を導入している企業が多いそうですね。
年俸制のメリットは、長期的にライフスタイルを考えられるコト。給与は月々支給ですが、あくまでも年契約の分割払いです。
役員とほぼ同じ扱いですね。悪用したらブラック企業と呼ばれるのでしょうけど、やりがいを持って働くことを考えると、とても興味深い制度です。
もしも自分が今の会社の社長だったら・・・
自分が心から欲しい人材かどうか?もっと給料をあげたい人材かどうか?考えてみよう。
#No2バイラル理論 #マネージメント #Management
— アイラブコラーゲンの中の人@陽田 (@wifi78maru) 2015, 7月 3
経営側の視点で見ると、売上が好調なときの『人件費』は投資として考えられるんですが、逆に売上が上がってない時には、浪費として捉えてしまうコトがあります。
つまり、それは『無駄な経費』ってことです。
社員さんに、そんな見方をしてはダメだとわかっていても、業績が悪くなってくると気持ちのステートが落ちて、そんな考えをしてしまうことがあるんですよね。正直な話・・・。
自分は、まだまだ経営者として半人前だってことなのかもしれません。
今の社員さんとこれからも一緒に働きたい!
今一緒に働いている社員さん達とこれからも長いことビジネスしていけたらいいなぁ〜、って思っているんです。
いろんな諸問題があるにせよ、これを幸せに思えるということは、なんだかんだ言っても今が充実している証拠なのかな。
女性が多い職場ですから、結婚や出産、はたまた家族の転勤など、これから様々な環境が変わって一時は会社を離れなきゃいけない時も訪れるかもしれません。そんな時でも、何年たった後でも落ち着いたら『戻って来たい!』って思ってもらえる会社にしたいし、戻って来れる会社にしたい。
さらには『独立したい!チャレンジしたい!』と思う人も出てくるかもしれません。そんな時は、ぼくたちも応援したい!って関係性でいたい。
《社員旅行での集合写真》
ヤル気がある社員とは?
ヤル気がある社員とはどんな人物ですか?
- 文句も言わずに残業する社員ですか?
- 有給をめったに使わず、かつ休日も会社に来る社員ですか?
- 売上を上げる社員ですか?
もちろん、ぼくも上記の様な社員にはヤル気を感じますけど。。。^^;
でも『馬車馬のように働く社員が好きだ!』と言ってるわけではないコトだけは伝えたい。
ぼくね、昔"コミッション制"の会社に在籍していたコトがあってあるんです。
それはそれでとっても貴重な経験をさせてもらったので、感謝の意味を込めてその時の体験を書きますね。
コミッション制は、売り上げを上げられないと高い給料がもらえません。
会社にとっても都合がいい、売上げを上げられる人にとっても、そのほうが好都合ですよね?
ぼくが所属した会社は、一応基本給はありましたけど、完全歩合制と言ってもいいぐらいでした。成果主義とも言いますね。
そういう給料システムの会社はどうなるか想像出来ます?
ドキュメンタリー番組で観るホストの様な世界を想像して下さい。
毎週、社員同士で名刺交換するんです。名刺交換の練習じゃありませんよ。ただ毎週入社してくる社員の名前を覚えられないから手っ取り早く名刺貰うのです。
売上を上げられる人の鼻はどんどん伸びていきます。『オレたちのおかげで会社が成り立ってるんだろ?』って考えになってしまうんです。
だって、トップセールスマンと基本給だけの社員は約20〜30倍収入が違うんですから。
だから、売上げをあげられない人は辞めていきます。どんどん人が入れ替わる会社でした。その人達は、もう二度とその会社に戻ってくることはありません。
弱肉強食のような世界です。高い業績を上げるには有効な手段だとも思います。
営業部に所属出来ていることは、いつしかステータスになりました。財布の中身がどんどん変化していきますし・・・。
経理や総務の事務員さんは、毎日カリカリ怒っていて、愚痴をこぼしていました。営業部の態度が日に日に大きくなるからです。
入社3ヶ月以内の営業マンが、一人前の売上げを上げてくるようになると上司に褒められ、そんな新人には次なるポストが用意されます。
すると、事務員さんはその日から新人に指示されるようになります。
愚痴をこぼす原因のひとつに、その間における感謝が感じられないということがあります。事務員さんを売上を上げられない営業マンと同じ見方をしているからです。
そんな、様子を見ている事務員さんは会社がつまらなくなりますよね。愛社精神が芽生えるはずがありません。
営業マンは数字で評価されます。だから、自分の存在意義は数字です。毎日グラフが貼り出されます。
そうなると、この会社の営業マンに定時は関係ありません。お客さんが土日しか都合がつかなければ、平気で休日出勤します。
有給も使いません。有給を使っても給料が変わるわけじゃないからです。
凄いでしょ?冒頭の"ヤル気のある社員"ばかりにするなら、コミッション制の給与システムが一番です。
今はコミッションは一切つけていません
コミッション制が良いとか悪いとか、ぼくはわかりません。でも、ぼくたちが目指す会社にはならないかなぁ〜、と思っているからです。
エステ店は売上に対してコミッションが付くのは一般的とも聞くんですけど、現在はその制度はございません。
やりたいことを形にしたい!自分の力を金銭的に評価される所が良い!という自信があるなら、ぜひ独立したらいい。コミッション制で働くのとは、全然意味が違います。
自分自身が会社役員(経営者)をやるようになって思ったことです。
役員は年俸制(の様なもの)です。だから前年度の業績が良くないと報酬も増えないし、悪ければ貰うわけに行きませんん。
偉い人が役員なんじゃなくて、そんな責任を背負っているのが役員です。
責任背負っても役員をやれるのは、きっと"やりがい"があるからなんじゃないか?って思っています。やりがいを感じないのに責任だけがあるのは排他的な考えになりがちですからね。
いつも社長が強い信念を持っているのは、きっとこのやりがいが理由です。
会社を潰したい役員もいなければ、会社に潰れて欲しいと願う社員も存在しない。
役員は『業績を伸ばしたい!』と思うと同時に、それは社員も思っています。
なんでこんな事を言うのか?って言うと・・・。
会社のことが好きで、充実している人が頑張れる会社にしたい!っていう方法を模索しています。
『会社のことが好き!』っていう社員を応援したいと思っています。
一度きりの人生において
- どんな会社をつくりたいのか?
- どんな会社に所属していたいのか?
は、社員の立場でもシッカリと考えたほうが良いと思っています。
そもそも論ですが、会社の業績を上げることはとっても大事なこと。
でもその前に『社員は会社を好き!会社も社員が好き!』という、会社と社員が相思相愛の関係を理想としたいんですよねぇ〜。
きっと、これからも模索し続けていく、ぼくにとっての課題なんだろうなぁ〜。
今日はいつの間にか、とっても長いブログになってしましました。
こんなに長い文章を、最後まで読んでくれてありがとうございます。
なるべく毎日更新できることを自分に願って、それではまた〜。